小川先生ブログ38(9月27日)
もうすぐ暦も変わりますが、コロナ禍とインフルエンザの二つの見えないウイルスとの闘いが始まります。ワクチン騒動も存在する中、感染予防に努めながら当たり前の日常が少しでも戻るようにお互い気を配りながら生活していかなければなりませんね。
10月からは消費喚起策として「Go To キャンペーン」が拡大化される事になります。観光支援策としてコンサートやイベント・博物館見学そして飲食ポイント還元が開始される様になりますね。楽しみも増える反面、どうなっていくのだろうと不安も過ります。
私の卒業生の中にも飲食店を開業している子がいますが、回転して行く難しさを抱えてこの9月末に店を閉める判断をしました。この様な事実が多く見られ始めている中、キャンペーンを有効に展開していって欲しいと思います。
いろいろと問題視されているGoTo トラベルも東京都も加わり、人の行き来が頻繁に行われるようになり、駅構内・空港等で多くの人が行き交う事でしょう。「三密を避ける」今の常識をお互いが強い意識を持つことから数値の変化が現れます。
学校現場ではリスクを考えて、夏季教室はもちろん修学旅行や社会科見学も見送る学校が多く見られます。
横浜市では修学旅行の実施は学校が判断すると言う事になっていて、同じ横浜市内の学校によっても対応が異なる様です。朝日新聞に目を通していると、小学校の3割・中学の4割が8月末時点で中止を決めて、他は延期・実施もしくは検討中の状態であると報道しています。
学校側の対応も已む無しとは思うものの、子どもらの思い出作りになるよう、縮小してででも出来る範囲の中で幅を広げていって欲しいと願います。
子どもらの声に耳を傾けると、
「勉強ばかりで面白くない。」
「みんなと思いっきり遊びたい。」
と純粋な気持ちを語っています。
9月に2泊3日で京都・奈良へ行ったM 中学校は伝統芸能などの体験活動は総て中止し班行動の際は出来るだけ歩いて回った様です。
その校長は、「予想以上に空いていて密にならず、ゆったりと見学できた。生徒の喜ぶ顔を見ると実施して良かったと思う。」と語っています。生徒たちも、「行けるかどうか心配したけど、いい思い出になった。」と率直に喜びの声を伝えていた。嬉しい声ですよね。
大学生に至っては、未だにオンライン授業ばかりで学ぶ機会を奪われてしまい、大学に籍を置く意味を見直そうとする学生が多く存在しています。Go To トラベルも良いが教育現場の学校間格差を是正して多くの児童・生徒が伸びやかに生活できる様、立て直しを早急に行なって欲しいと願います。
私立小学校受験の時期に入りますが、受験傾向はどの様に変わっていくのでしょう。
公共交通機関を使う家庭は密を避ける為に少しでも空いている路線を選ぶのではないでしょうか。上りより下り路線?
現在も私立小学校に通う多くの児童は、小さい身体にランドセル・ナップザック系バッグを背負い一般の社会人にはさまれながら満員電車に揺られ、駅に止まる毎に押し出される様な経験をしています。そして、最寄駅を降りた後しばらく歩いて校舎に辿り着く状況が現実です。
この様なコロナ禍の中、リスクの高い状況下で幼き子をわざわざ通学させる価値があるか学校選択について検討してほしいと願います。
神奈川県下の私立小学校の中には考査日を変更した学校もあり、受験校選びも慎重にならざるを得ません。兎にも角にも幼き子の将来を慎重に考え、進学先選定をしていきましょう。