HOME > ソフィアキッズブログ > 小川先生ブログ㊶(10月18日)

ソフィアキッズブログ

< 小川先生ブログ㊵(10月11日)  |  一覧へ戻る  |  小川先生ブログ㊷(10月25日) >

小川先生ブログ㊶(10月18日)

小川先生ブログ41(10月18日)

コロナ禍の中、経済面・地域活性化を目的として様々なキャンペーンが行われ、人の動きは激しくなりました。
この様な状況な中で如何に「見えないウイルス」と闘いながら正常な生活をしていくか「人」の知恵に頼るしかありません。

とある小学校では、低学年児童がコロナウイルスに罹ったようですが、学年閉鎖に留めるだけにした様です。多学年と共用する場所が多々ありますが、学校側が感染を抑える為にどの様な対応したのか疑問でもあります。

適切な判断と綿密なる打ち合わせを通した上での対応を行い、クラスターを生まない努力を最低限していかなければなりません。

オンライン授業・ビデオやプリントを各家庭に届けるなり、学校の状況に合わせながら学習指導要領に基づいた指導内容を適宜伝える方策を取ってきている状況ですからクラスターを生まない様、学校を守っていかなければなりません。

子どもは、友だちとの関わりで多くを学び成長していきます。  
その場の環境づくりをしていくのは教員でもあり保護者そして積極的に関わってくださっているボランティアの方々の活動から生まれる〔学校愛〕でしょう。

「小学6年生までに養って欲しい学力」について考えてみましょう。  

前回までに私立小学校考査内容に触れつつ幼き子等が備えるべき学力・感覚について書きましたが、もう少し深掘りしてみましょう。総じて言うならば「生きる力を育てる」には、何をすべきか。どの様に関われば良いのか。という事です。

子どもには、理科系が強い子もいれば、文系に興味を深めている子、音楽の才能が優れている子、運動神経が身に付き運動会の華でもあるリレー選手に毎年選ばれるくらいの力を備えている子、更には友だちとの遊び・行事に進んで取り組みながらも全てに優秀な成績を収める子も稀にいますよね。

その子なりの姿を認め、その子の気持ちを後押しすることにより、その子の生きる道・生きる力を育て高めていくことが出来ます。

ですから生きている言葉を保護者の方は活かしていかなければなりません。
「この子は算数が苦手で困っちゃうわ!」と出来ないことを前提で話される方がいますが、そうなのでしょうか?
子どもの学習欲や努力をどこまで認めて語られているのでしょう。
算数・数学といっても計算・文章題・図形・数量・推理等々色々な分野で構成され、それぞれの学齢期に習得して欲しい内容を具体的に配置されています。

それぞれの課題を学習していく上で、考え方・結論を見出すための思考回路を形成できているのだろうか。見つめることが大切です。

幼児や小学生に必要な能力は、指導要領に記載してある内容に対応していくにあたっての素地作りを丁寧に行っていくことにあります。

多くの経験から習得した知恵を応用していく脳力が必要となりますが、創造性・巧緻性・根気などを遊びを通して身に付けさせていくことが出来ているでしょうか。

ある私立中学校の校長先生とお話をさせて頂いた時に、
「上位で入学して来た生徒より、補欠で入学して来た子の伸び率が高い。」
と話されていましたが、この構造を考えると「人の心のあり様」が現れていますね。
おごり・力の温存・粘り強さ・悔しさから来るバネ・理解の習得方法の定着・・・

結果を出すのは、『合格』をもらった後の学習姿勢に左右されて来ますね。12歳までに確立すべき能力は多くの体験を通して蓄積されていく「人間力」なのです。
 
何か集中して取り組める課題見つけを、お子さんと一緒に探してみましょう。

< 小川先生ブログ㊵(10月11日)  |  一覧へ戻る  |  小川先生ブログ㊷(10月25日) >

このページのトップへ