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小川先生ブログ㊼(11月29日)

小川先生ブログ47(11月29日)

神奈川県も医療現場が逼迫し県独自の警戒レベルが「ステージ2」から「ステージ3」に近付いているとして、県知事が「ステージ3警戒宣言」を27日に発しました。
知事は、「この難局を県民総ぐるみで乗り越えるために徹底用心して欲しい。」と感染防止を呼び掛けられました。観光支援事業の考え方や医療体制崩壊への危機感を背景に色々な意見交換がされて、どのように行動して良いのか困惑する声を多く聞こえますし、じっとしている事ができない私自身もどの様に行動したら良いか判断に迷う面が多くあります。
経済を回すか?医療崩壊を防ぐか?共に守っていかなければなりません。

cocoaの義務化・飲食店のアクリル板設置なども必要かと思いますが、国が強制力を持って行う時なのでしょう。全国レベルの問題で「出る」「入る」全ての県で考え方を統一していかないと感染者の数字に震える日々を過ごす事だけになってしまいます。
Go toと言っても利用出来る出来ないの不平等感を感じた人も多くいる訳です。公平・公正さを一義に考え対応して頂きたいです。税金の使い方を国民的に分かりやすく伝えて欲しいと願います。

情報を丁寧に聞いて・受け止め・精査し・緊張感を持って行動する力が必要なのでしょう。なかなかバランス良く対応できない場面もありますが、頼るのは『言葉』であり、『読解力』ですね。
その『言葉』にも『読解力』にも人の認識・捉え方に差異がありますが、今までに提示されている予防対策を各個々人が最低限守って行動していく事が必要です。
 
話題が変わりますが、一つの事例を挙げながら「言葉」の持つ意味について考えてみましょう。

A君との学習の中で、本日の学習の課題・様子・良かった点や今後の課題などを短時間で「連絡帳」にまとめ保護者に伝えられるよう記載して、慌しく別の生徒さんB君と学習していると、
「ピン・ポーン」とA君の保護者がお迎えに来られた。
あるスタッフが、私に、
「A君の保護者に先生が連絡帳に記載した内容を伝えましたから、お勉強をそのまま進めていてください。」
と耳打ち、
(スタッフの配慮は分かるものの違うでしょう❗️)と思いながら、B君に
「ちょっと考えていてね。」
と声を掛けて、A君の保護者に
「全体的によく理解出来ていましたが、連絡帳に記載した内容の◯◯は、この様な考え方があると思いますのでフォローしました。これからの学習は◎◎の様に進めていきたいと思いますので、ご理解ください。」
と、連絡帳に書き示した内容を保護者にその意味合いを「言葉」で伝えて、B君の元に戻り学習を進める事が出来ました。

B君との空白の学習時間は2〜3分くらいだったでしょう。その空白の学習時間は後半埋めていく事が出来ますが、A君の保護者に連絡帳に記載した内容をより理解して頂くにはその時しか無かったのです。

保護者に接する事もなく連絡帳を子どもにただ持ち帰らせる時もあるでしょうが、保護者がお迎えに来た時には指導した担当者が直接ご挨拶するだけでも意味があり、『言葉』を加える事に連絡帳に記載した内容の意味がより深められていく事でしょう。

本を読んだり、手紙を読んだりする時、『行間』に現れる深い感情を読み取る場面がありますね。正に「言葉」は、行間を補う手段なのです。

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