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小川先生ブログ㊱(9月13日)

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小川先生ブログ36(9月13日)

先日プロ野球中継をテレビで見ていたら、外野に抜けるかと思う強いライナーを内野手が瞬時に反応して横っ飛びでボールをグラブに収めると、直ぐに立ち上がると同時にファーストへストライクボールを投げて、見事にアウトにするプレー⚾️とても華麗な守備に思わず拍手をしてしまいましたが、
解説者の一人が、
「すごい身体能力ですね。子どもの頃からボール遊びをしていたのでしょう。」
と選手のボールへの反応とボールをキャッチしてからファーストに投げるまでの一連の動作を見て、驚嘆の声を上げると共に、選手の能力に絶賛の声を上げていました。

また、白血病で長期休養していた池江璃花子さんは先日女子50メートル自由形に出場して10月に行われる日本学生選手権の参加標準記録を突破して、594日振りの復帰レースを見事に泳ぎ切る事が出来ました。彼女の力強い泳ぎは同じ病気で闘う人へ力になりましたね。

池江さんは3歳の頃から水泳を始めたようですが、お母様ご自身が水泳をしてきた経験から厳しい練習が多い水泳は行わせたくなかったもののバレエや他の習い事向きではないとの判断なのか水泳を行わせるようにしたようです。
池江さんは、水泳がとても好きだったのでしょう。どんな練習にも積極的に取り組む力を発揮して力を付けてきたようです。

プロ野球選手も水泳の池江璃花子さんも幼い頃から経験値を高めて、自分に向いているか判断を重ねながらどんな練習にも耐え抜いて、自然と将来像を描くようになってきたのですね。

保護者がきっかけを作り、無理強いはしないで選択肢をいくつか挙げながらその道に対応させて、幼き子が自らの可能性を信じて練習を積み重ねていって力を蓄えていったのです。

0歳から3歳の育児のあり方が、その子の人格・性格・知識面運動面での力の植え付けに影響を与えている事はいろいろな事象から明確になっています。

人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成すると言われています。

幼少期もしくは小学校高学年くらいまでに多くの経験をさせる環境づくりから、子どもの成長に伴う選択肢が増えて、その子なりに適した道が自ずと築かれていく事でしょう。

正に経験は力なり!

行わないで後悔するか?
経験値を上げて自分探しの幅を拡げてあげるか?保護者の考え方の幅が子育ての重要なポイントになります。

私の失敗談を一つあげるとするならば、娘に自転車に乗せる機会を逸してしまった事です。
もう成人していますが、今でも怖がって乗ろうともしません。(でも一輪車は上手でしたよ。)親として危ないから自転車に乗らせなくても良いと勝手な思い込みから経験値を一つ奪ってしまったのです。
自転車に乗れるようになって危険か安全かを判断するのは娘自身だったのです。自転車に乗れるようになれば、生活面でかなり役立つことも多く生まれたのではないかと申し訳なく思っています。

ソフィアキッズ大倉山の子等にも多くの経験を味わえるように声掛けを大事にしていきたいと考えています。 
教室内でも経験値を高める学習・生活環境は多くありますね。
子ども一人一人が取り組んでいきたいと思える課題を、スタッフと協力しながら考えていきたいと思います。

器用性を高める・巧緻性を高める・思考力を高める・根気を育てる・・・

お部屋の中で彼らの成長を支え育てる内容はいっぱい転がっていますね。可能性の鍵を開いてあげるように問題提起していきたいと思います。

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