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小川先生ブログ⑨
小川先生ブログ⑨
新型コロナウイルスによる肺炎が拡大している問題で、国内で「クラスター」と呼ばれる集団感染が判明しているだけでも9件発生し、ここから繋がりのある感染者数が80人以上になる事が共同通信の集計で3日に分かったと、神奈川新聞の1面に記されていた。
更に記事に目を移すと、感染者の8割は他の人に移さないとする一方で、症状の軽い一部の人が外に出て多数のクラスターを形成すると感染拡大が止められなくなると指摘している。
健康を一義に考えていかなければいけませんし、感染を如何に止めていかなければいけないか考えていかなければいけないのは当然の事です。しかし、感染率の如何に関わらず3月2日から春休みまで全国全ての小学校・中学校・高等学校が一斉に休校措置を取ると言うあまりにも急で、子どもたちの心理・思いを無視した様なこの対応は教育界や学童保育などに波紋を与える結果となっています。
保護者の転勤等で学校をこの春に去る子ども等や卒業を間近にした子ども等はどの様な思いでこの対応を受け止めたのでしょうか?
共働きの家庭や子どもを一人家において出掛けて行かなければならなくなった家庭では、お子さんをどの様に過ごす様に環境を与えたのでしょう?
私立学校に通う児童生徒等が満員電車で通学させるのが問題と考えたのであるならば、時差登校・第3校時からの学習を実施するなり対応策は色々講じられた事でしょう。
公立学校に於いても子ども等の距離をおいての学習環境の提供や給食の食べ方(グループから全員前向きにて)を工夫して対応する事も出来たのではないでしょうか?
それぞれの学年で指導すべき内容もかなり増え、濃くなって来ていますが、学習のフォローをどの様にしていくのか、問題点を多く残していると思います。
学期末テストを行えず評価した学校もあるでしょう。学習のしわ寄せを考えるともう少し丁寧に段階を踏んだ対応がされても良かったのではないかと考えます。
トイレットペーパー・ティッシュペーパーや食料品も店頭からなくなると言う事態を生んでしまいましたが、一斉休校により国民の不安感を増長させたのではないかと思います。
春休みまでの一斉休校という事ですから、3月10日前後には今後の対応と新たな注意喚起が出されるのではないかと予想できますが、私たちは落ち着いた気持ちで情勢を見ながら、普段通りに手洗いうがいの励行に努めて行かなければいけません。
体調が悪い様であるなら、家でゆっくり休む!
子ども等が元気で健康に過ごせる事が大前提ですが、子ども等の精神的な不安や生活の不安定さから来るもどかしさは計り知れないものと思います。
ソフィアキッズに於いては、各家庭の要望に少しでも応えていける様、朝からの受け入れ体制を万全にし、健康チェックを依頼した上で教室で受け入れる様にしています。
校庭や体育館などを開放した学校もある中で予約変更などがあり、スタッフの配置にも苦労を重ねる状態が続いていますが、各家庭の負担が少しでも軽減できる様、保護者様と連絡を密にして受け入れ体制を万全にしていきこの状態を緩和していける様、協力体制を強化していきたいと考えます。
(ソフィアキッズ大倉山)
2020年3月24日 12:43
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