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小川先生ブログ⑬(4月5日)

小川先生ブログ⑬

算数の文章題では、先ず正しく読み取る能力を養う事の重要性を前回示しましたが、今回は答えを導き出す為にどんな点に注意しなければいけないのか考えてみましょう。

①問題文全体を丁寧に読んでみましょう。
問題の意味や何を求めるのか、明確にしていくことが大切です。
と言っても、本をじっくり読み通せないお子さんもいますね。
保護者の方や指導者がその子に寄り添い、一緒に抑揚を付けながら読んであげる事が重要ですね。ジーっと問題文とにらめっこしている子にそっと声を掛けてあげてくださいね。

②もう一度読みながら、必要な箇所にアンダーラインを引きましょう。
ポイントが浮き彫りにされて来ます。
なるべく声を出しながら、どこがポイントなのか気付けるよう指摘してあげる事が大切です。
子どもによっては全文線を引いてしまう事もありますがそれでも良いです。
必要事項が見えて来ます。
段々と要素を絞れる様になって来ますから安心しましょう。

③ そのポイントをプリントの端にメモする事も大切ですね。
書き示すことにより、考え方が整理されます。
必要事項を書き出していきながら頭の中で式の立て方がわかってきます。
書き出す事を億劫がる子にはサポーターが必要ですね。さり気なく言葉で表現しながらメモをしてあげましょう。

④上記メモを基にしていきながら順序立て式に表していきましょう。
メモには必要な要素が凝縮されていますから立式も楽に出来る様になります。
一つの式で表しなさい、と言う場面もありますが、慣れていない子は二つの式を示させた上でまとめさせて行く様にしましょう。
無理に一つの式で表させようとすると混乱して来てしまいます。
算数の苦手意識をより強くさせてしまいます。

⑤速さや体積を求める問題でよく間違えてしまうのが、違う単位が混合している問題ですね。
変換した様子を正しくメモさせる様にしましょう。
例えば、私の家から時速6Kmの速さで20分歩くと、学校に着きます。私の家から学校まで何m離れていますか。
簡単な問いですが、単位を間違えたりつまらぬミスをしない様にさせたいですね。
式 時速6Km=分速100m・・・・この記載が重要です。
100×20=2000    答え.2000m

⑥文章題の最後の文言から糸口を見つけるのも大切な視点です。
例えば、お兄さんが持っているおはじきのうち5個弟にあげても、お兄さんの方が3個多く12個持っていました。二人ははじめ何個ずつおはじきを持っていましたか。
皆さんはどの様に考えますか?

考え方が浮かびましたら、ソフィアキッズにお知らせください。

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