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小川先生ブログ㉛(8月9日)
いつもの夏とは違った夏を迎えました。子ども等が楽しみにしていた夏休みも極めて短くなり、帰省も旅行も制限しなければなりません。保護者の方々も子ども等の純粋な気持ちを思いやりながら、我慢をさせたり言い聞かせていくのも苦労の一つでしょう。
ソフィアキッズ大倉山では、午前中に学習の時間に集中させて、午後は読書やイベントなどの時間を取り入れながら子ども等の気持ちを高揚させてあげられる様工夫を重ねています。
今回のイベントは、コロナウイルス対策・熱中症予防を頭に入れ、お教室内で行えることを考えました。
「ぼんぼんキーホルダーを作ろう!」という企画で行われましたが、子ども等一人一人の個性が出て、とても可愛いキーホルダーが出来あがりました。
作業中も子ども等の真剣な顔と笑顔を見ることができました。夏の楽しい思い出が出来、宝物が一つ増えた喜びを胸に満足気で教室を後にする姿を見る事が出来嬉しく思いました。
個性を大切にする環境は、子どもの成長に強さを与えていきますね。
先日、日本赤十字社神奈川県支部賛助奉仕団の方々と〔コロナウイルスから学ぶ事や学校として対応すべき事柄〕など、多方面に亘ってお話をする機会がありました。
その際、先日ブログにも書かさせて頂いた〔評価と指導すべき内容の取り扱い方法や子ども等の生活〕についても話しましたが「主人公は子どもたちにある。」という話題で盛りあがりました。
子ども等一人一人の感性を重きの一つとして、彼らが求めているもの・彼らに伝えたいもの・彼らから学ぶものを明確化させて取り組ませていかなければならないと強く思います。
子どもを蔑ろにしてはいけませんし、大人の見方・考え方を彼らに押し付ける様な形で行うことに危険性を感じます。
明確な方向性と根拠をわかりやすく明示しながら、子ども等に丁寧に伝え行動する指針を持っていないと今後の学校・家庭の生活環境に溝が出来てくるのではないかと不安を覚えます。
子どもの考えを丁寧に受け止めたり、自発性を大切にしていく事で、実り多き時間が生まれてくる事は確かな事実です。
学校教育現場の中では児童生徒を「主人公」として認め生活することが重要です。
家庭生活の中でも子どもに責任感を持たせて家族の一員としての立場を尊重し生活していく中で今までとは違った行動が見られてくる事でしょう。
大学生の中に現在も学校に来れない子も居て、その子等に向けてリモート授業を取り入れ対面授業と併行して授業を展開している学校もあります。学校に来れない子の中には、学校に行かなくても学習が成り立つと思っている子も存在するのではないでしょうか?
学校は知識教養を植え付けるだけではなく、社会性・他との関わりから人間性・社会構造を形成している姿を学び関わる関係性なども学ぶ場でもあります。来れない子をどう呼び戻していけるかも重大な要素となります。
新しい生活様式の中で、子ども等の気持ちに寄り添い有益な時間・環境を与えていくことができるか?考えていきましょう。
主人公は子どもたちです。
(ソフィアキッズ大倉山) 2020年9月25日 15:13