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小川先生ブログ㊴(10月4日)

小川先生ブログ39(10月4日)

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最近、ソフィアキッズ大倉山のスタッフと教育や生活習慣についてお話をさせて頂く機会が増えてきた様に思えます。一つの話題について話し合ったり、一人の子への指導について語り合う事により、見えなかった指導法やその子の姿を見出すことが出来ますね。

一つ事例を挙げると「小学校受験で未就学児が学習する様な内容の学習」を小学生に指導する教材として取り入れる事が出来るか?と言う観点でした。

小学校受験の試験内容をいくつかの学校の過去問から探ってみると、
A 校では、プリント(言語・記憶・数量・推理・知覚)
     個別(口頭試問・常識・待機活動)
     運動
     行動観察
     制作
     事前親子面接
B 校では、運動
     絵画・制作
     プリント(数量・対応・思考・想像・根気)
     行動観察
     個別(言語・お話作り・並び替え・順序・起承転結)
     事前親子面接
C 校では、口頭試問(態度・言葉遣い)
     プリント(お話の記憶・図形:点線図形・展開・重ね図形)
     制作(ちぎり絵・紐結び・のりテープ使用)
     運動
     行動観察(ゲーム・遊び)
他にも、お弁当持参の受験校や体操着着用で受験に臨ませる学校と、それぞれが求めている児童像を選び抜く為に毎年試験内容を考えています。

運動一つ取り上げても、ボール使用では(ドリブル・8の字ドリブル・的当て・時間内に何回つけるか?何往復出来るか?指示通りにボールを扱うことが出来るか?・・・)と多様でいろいろな方法でテストしていくことが出来ます。

足が速い遅いだけではなく、俊敏性や腕力・脚力やバランス・持続力など広範囲にわたって、受験生の運動能力を確かめていくことが出来るのです。

学校側でもその子の持つ運動能力を短時間で確認することは出来ません。与えた課題で優劣を付けていくしか判断材料はありません。どんな課題が出されるか未知数ですので、普段から体を動かす習慣を身につけさせていく事が重要となります。活動していく事により身体が覚えていきます。自然とテストに対応する能力を育て高めていけるのです。

幼稚園や保育園で鉄棒・縄跳び・鬼ごっこ・手繋ぎ鬼をお友だちと仲良く元気良く過ごせているお子さんは自然とその力を身に付けられていくので安心してください。保護者の方とのかけっこ競争や公園での遊びからも鍛えられていきますね。

プリントの内容についてはどうでしょう。
「つりあい」や「重さ比べ」は容易に出来るのだけど、「回転図形」や「切り抜き」の問題は苦手だと言う子がいますよね。

子どもにも苦手な課題があると認識をした上で、丁寧に考えさせていきましょう。次回この話題に深く触れていきたいと思います。

そして、この様な問題を定期的に小学校低学年児童にも考えさせてみましょう。
意外と即答出来ない場面もあります。未就学児だけのテキストではありません。私も暇さえあればナンプレや推理問題を行なっていますが、大人の方でもナンプレやクロスワードを趣味として行われる方も多いのではないでしょうか?

数字の並べ方・文字の配置をヒントに答えを求めていく過程がとても愉しいですね。その様な力は未就学児が学習するテキストに含まれているのではないでしょうか。

その様なテキストをどの様に使いこなしていくかに重要なポイントが隠されています。

学習の導入時・展開時等々に上手に取り入れてみては如何でしょうか。

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