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小川先生ブログ61(3月7日)
小川先生ブログ61(3月7日)
学習が終わり、保護者のお迎えを待つ間に、子ども等とゲームやスゴロクなどで愉しい時間を過ごす時があります。無邪気に笑い合い、ルールを確かめながら真剣に遊びに興じていると子どもとの距離があっという間に近くなり、お互いを許容する関係にもなれるような気がします。
学習が終わり、保護者のお迎えを待つ間に、
お勉強部屋で「勉強しなさい。」「きちんと座りなさい。」「机の上を整理しなさい。」と、彼らには耳障りな事を言う頑固爺さんも和室部屋では、「先生違うよ。」「早くサイコロ振ってよ。」と立場逆転。(笑)このような時間を通して、《注意や促し》を受け止めてくれるようになるんだろうな!と思いながらも楽しい時間を共有させてもらっています。
子どもの遊びの姿を追っていると、器用さや巧緻性が身に付いている子どもの様子を見ると羨ましく思う場面が多くあります。
ある子は、折り紙がとても得意で折り紙の本を見ながら覚えたと言いながら、星のような形やピラミッドのような形を作り、
「◯◯さんにあげるんだ。」
と愉しげに語ってくれました。
色合いや全体のバランスを考えながら作り上げていく力は、構成力を育てたり、色彩感覚を豊かにしていきます。遊びの中から豊かな感性を磨いていますね。
また、ある子は、セロハンテープで恐竜や蝶などを器用に作り上げていました。(セロハンテープは各自で用意しましょう。)設計図も見取り図も描かずに、頭に浮かんだ形状をセロハンテープ一つで作り上げていく創造性に富んだ作品は生き生きとしていて今にも飛び出していきそうな『生命を吹き込んだ』素晴らしい作品(生物)が次から次と生まれてきました。
幼い頃に養うべき感性をしっかりと身につけている様子でとても嬉しく思いました。頭の中でどんな形を作るかイメージして、セロハンテープを巻き付けながら、凹凸を付けたり滑らかな曲線を描いていく力は今後の学習に役立たされていくことでしょう。そして静かに作成に没頭する姿は自然と集中力をも育てられていきます。
拙書『子どもはみんな、可能性という「鍵」を持っている』の序章にも示しましたが、人間の脳が他の動物の脳と異なるのは、大脳の大きさであり、大脳の表面を覆っている大脳皮質が発達していることです。この大脳皮質の一番前に位置するのが前頭葉で、他領域の情報と結びつきながら、感情や意思をコントロールしたり、人間の知性を司る司令塔のような役割を果たしています。この前頭葉を鍛えるには脳が喜ぶ環境づくり、五感を刺激するさまざまな行動などを、今、できることから始めることなのです。
脳を活性化させるために今日から始められることを進んで取り入れていくようにすることが重要です。ソフィアキッズ大倉山で見る子ども等は正に《脳を活性化》させる活動を進んで行っています。
◯生活の中で五感を働かせる
◯有酸素運動を続ける
◯読み聞かせ、読書に親しむ
◯趣味の時間を持つ
◯睡眠をしっかりとる
等々、ご自分・お子さんの生活リズムを見つめ直してみましょう。
(ソフィアキッズ大倉山) 2021年3月19日 16:20